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我が心を映す神の鏡

2022.03.05

神鏡の夢を見た。
御社殿の奥に置かれている、あの鏡だ。

古くから、鏡は剣や勾玉(まがたま)とともに祭具として、重要な意味を持って扱われている。
神社にお祀りされる神様には、具体的な姿・形は無く、岩や木などに神様が依(よ)りつくと考えられてきた。
鏡も、神様が宿られる“依代(よりしろ)”の一つとして、神様の存在と威儀を示している。

さらに、「鏡を通して神様と自分が向かい合い、誠実で清らかな心でお参りをする、そんな役割も鏡は担っている」とは神主のお言葉だ。

筆者の先祖が鎌倉時代より神官を務めた南アルプス市神部神社

神社に行って誠実で清らかな心でお参りをする。
そして、自分自身は何者で、何をしたいのか、考えてみてはいかがだろうか。

「か・が・み」(鏡) の「が」(我)が無くなると、「かみ」(神)になる。
人間の欲求の、自己実現のさらに先には自己超越があるのだ。

転職や、山梨県への移住をお考えの方も、ぜひ県内の神社を訪ねてほしい。
歴史ある神社がたくさんある。
たとえば、甲府市の酒折宮は、ヤマトタケルが東征の際に立ち寄り、そこで初めて老人と”連歌”を詠んだ、と古事記・日本書紀で記されている。

近くでは梅の花も見ごろになってきたという。
今週末、妻とともに神社に行こう!

 

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